太陽エネルギーお役立ちコラム

家庭用太陽光発電のメリット・デメリット 2021年度版

「最近よく太陽光発電が付いたお家をよく見ますが、本当にお得なの?つけない方がいいという噂も聞きますが…どうなの?」という疑問に正直にお答えします。

太陽エネルギーの専門家である私たちがなぜあえてデメリットについてお話しするのか・・・それは、導入していただいたお客様が「やめておけばよかった」と後悔されないように、きちんとデメリットも理解したうえで必要かどうかをご判断できるようにと考えたからです。この記事が選択の際にお役に立てるように、できる限り分かりやすくお伝えしていきます。

まずはじめに・・・太陽光発電は本当にお得なの?

太陽光発電システムを設置する住宅が増えている中、どれくらいお得になるのか気になるところだと思います。下記のレポートは、2018年にご自宅の屋根上に太陽光発電システムを導入した山梨県北杜市のお客様の実績です。

 

135万円の費用で導入したシステムは、日中使われる電力消費の代替と余剰電力の売電で年間約20万円の経済効果を得られています。また発電した電力は、CO2を発生しない電力なのでどれだけ使っても環境にやさしく利用できます。このように経済面、環境面ともに効果が出ているのが分かります。導入前に提示された発電シミュレーションと比較してみるのも良いと思います。

太陽光発電のデメリット

デメリット1. 導入費用が高い

太陽光発電を購入する場合の費用は、一般家庭で80万円~130万円程度かかります。長い目で見れば元が取れますが、大きな初期投資が必要となります。消費量に基づいて電気料金を支払う方式とは異なり、太陽光発電には先行投資が必要です。

対策その1:地方自治体の補助金を活用する

地域によっては地方自治体から補助金が出ています。お住まいの地域で確認してみましょう。当社は、補助金申請において申請代行をしていますので、お客様のお手間なく手続きをすることが可能です。

対策その2:価格帯の安いメーカーを選ぶ

同じ容量でもメーカーによって価格帯が大幅に異なります。価格帯の安いメーカーを選ぶことで初期費用を抑えるという手段もあります。国内メーカーと比べて海外メーカーの方がコストが低めに設定されているので、価格重視であれば海外メーカーを選ぶことで抑えられます。ただし、補償内容はメーカーによって異なるので注意が必要です。

対策その3:リースで導入する

太陽光発電システムの設備投資費用無しのリース契約で導入することも可能です。リース契約は月々の支払いが生じますが、高額な初期費用がかからず、自家消費・売電できるのはリースの大きな利点です。また、メンテナンス費用も保証の範囲内となり、安心して利用することができます。様々なリースプランがあるので複数の会社を比較検討して選ぶことをおすすめします。

対策その4:PPAモデルで導入する

PPAモデルは最近増えてきている導入プランで、初期費用・維持管理費0円で自家消費できるという魅力に加え、契約期間後は発電所システムを譲渡してもらえるなどのメリットもあります。電灯契約とセットで提供されることが多いので、トータルでメリットがあるのか事前の検討が大切です。

デメリット2. 定期的なメンテナンスが必要になる

太陽光発電で使用するモジュールは、故障やトラブルが少なく比較的寿命が長い製品ではありますが、風雨にさらされる屋外に設置するためやはり定期的なメンテナンスが必要です。また、台風やゲリラ豪雨などの自然災害による破損や、モジュールの汚れも発電量の低下に繋がります。太陽光発電設備は、屋根上やご自宅から離れた場所に設置していることも多く、日常的な確認や目視での点検が困難です。そのため、専門家による定期的なメンテナンスが推奨されています。

対策:維持管理を専門家に依頼する

屋根上の確認は危険を伴います。また電気回りの点検は有資格者でなければ行えません。定期的に点検を行っている業者に依頼することで不安は解消できます。

デメリット3. 発電量が天候に左右される

曇りや雨の日が続くと、「発電量が低下しているのでは?」とよくご質問をいただきます。天候に関しては、発電量はやはり影響を受け、太陽の出ていない時は発電量は落ちてしまいます。しかし、天候が悪い日もあれば日照時間が長い日もあるため、発電量は年間を通して比較すると5%程度以内の差に収まることがほとんどです。

対策:蓄電池を導入する

晴れの日に余った電力を蓄電しておくことで、日射の少ない日でもクリーンな電力を活用することができます。

デメリット4. 設置に向いていない家もある

導入時に不適切な場所を選んでしまえば、満足できる結果が出ず後悔してしまうケースもあるかと思います。北向き一面の屋根や、屋根が小さすぎるお家は設置に向かない可能性があります。また建築から年数が経っているお家は重量負荷に耐えられない心配があるため、事前にきちんと調べる必要があります。ほかにも塩害や積雪などの特有の地域環境にある場合も事前に調べておきましょう。

対策:詳細なシミュレーションを依頼する

夏と冬では日の高さも違えば角度も変わります。年間を通して、ご自宅周辺の環境による影などの影響を受けないか、反射光などの影響を与えないかを事前にシミュレーションしてもらいましょう。

デメリット5. 反射光トラブルが発生する場合がある

太陽光パネルから反射する光が眩しくて、近所トラブルになるリスクがあります。その場合のほとんどが、北面に設置しているのが原因です。また、北面設置は発電量で見ても他方角より劣るので積極的にはおすすめできません。どうしてもの理由が無ければ北面設置をしないことで、反射光リスクは避けられます。

デメリット6. パワーコンディショナの設置場所が必要

太陽光発電を導入すると、パワーコンディショナの設置が必須となり、設置場所によっては追加の費用が発生することもあります。また、多少の音が出るので設置後に気になってしまうことも・・・。パワーコンディショナは屋外用・屋内用があるので設置場所で選ぶこともできます。

対策:分電盤の近くやスペースを確保する

分電盤は比較的生活空間と離れた場所に設置されています。屋内用にスペースが無ければ屋外用を選択することも一つの手法です。

太陽光発電のメリット

メリット1. 電気代を節約できる

太陽光発電導入となるとまず思いつくのが電気代削減ではないでしょうか?電力会社から購入する電気をお家で発電した電気でまかなうことができるので、その分電気代の節約となります。

メリット2. 電気代高騰の影響を受けない

電気料金は年々上昇していて、今後も上昇していくことが予想されます。多くの家庭が電気代高騰に直面する一方で、太陽光発電利用者であれば発電した電気を使用することができるので、電気代高騰による影響を受ける心配がありません。

メリット3. 売電収入が得られる

太陽光発電を設置し発電した電気を電力会社へ売ることで収入を得ることができます。これには、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)に基づき、国が定めた単価で10年間の買取りが約束されており、安心して導入することができます。2021年度の住宅用太陽光発電(10kWh未満)の売電価格は19円/kWhですが、2022年の売電価格は17円/kWhと下がってしまいます。そのため、2021年度のうちにお申し込みする方がお得になります。

 

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10年後もお得に太陽光を売電するには?よくある疑問と対策を解説

メリット4. 停電しても電気が使える

突然の災害で長期停電になった場合でも、太陽電池モジュール、周辺機器、分電盤に破損がなければ発電は可能です。カラーモニタやパワーコンディショナを操作して自立運転に切り替えられる場合は、非常用コンセントから電力を利用することができます。各メーカーや機種により操作方法が異なるので取扱説明書をご確認ください。

メリット5. 環境にやさしい

社会的メリットとして環境にやさしいことが挙げられます。太陽光発電は、石油を燃焼させて電気を起こす火力発電のように大気汚染物質を発生させることがありません。太陽光発電協会によると、1kWシステムの年間発電量を1,000kWhとした場合、結晶系シリコン太陽電池によるCO2削減効果は年間で399.5kg/kWh、石油の削減量は年間で227リットルになるそうです。経済効果だけでなく、環境への影響も配慮していきたいですね。

メリット6. 補助金を活用できる

地域によっては自治体の補助金制度があります。下記に情報をまとめていますので、お住まいの地域をご確認ください。当社では申請手続きを代行していますので、ご安心しておまかせください。

メリット7. 夏は涼しく冬は暖かい

太陽光発電を設置すると遮熱効果が得られ、屋根からの熱をシャットアウトしてくれます。夏場に室内温度が上昇する原因の1つが屋根からの熱であり、遮熱できると夏は涼しく過ごせます。反対に冬場は、逆効果ではと思うかもしれませんが、設置されたパネルが放射冷却を防ぎ、室内から熱が逃げづらくなるため、室温を高く保つことができ冬場は暖かく過ごすことができるのです。

 

※放射冷却……日中に太陽光で温められた熱が夜になって逃げていくこと

メリット8. 蓄電池や電気自動車との連携でさらなる効果が期待できる

太陽光発電と蓄電池を連携すると・・・

  • 光熱費を節約できる
  • クリーンな電気を貯められ、環境にやさしい生活ができる
  • 災害時や停電時に非常用電源としても活用できる

 

電気自動車と連携すると・・・

  • 家庭用蓄電池のの代わりとして利用できる
  • 車に使う燃料費を安くできる
  • 環境保全に貢献できる

まとめ

ここまでメリット・デメリットについてお伝えしてきました。導入のリスクも知っていただいた上でご自宅に設置するかどうか判断できるきっかけとなれば幸いです。そして、導入を決めた方は次に業者選びとなりますが、その際にもこの記事でお伝えしたデメリットの解決策がきちんと出せる会社にお願いするのが良いでしょう。実績があり、補助金申請やアフターメンテナンスなどのサポート体制が整っていることも重要なポイントです。もし分からないことがあればまずは当社にご相談ください。一つひとつ丁寧にお答えさせていただきます。

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