太陽エネルギーお役立ちコラム

我が家に蓄電池は必要?家庭用蓄電池システムの仕組みやメリット、デメリットから、おすすめのお宅、そうでないお宅について解説します。

我が家に蓄電池は必要?家庭用蓄電池システムの仕組みやメリット、デメリットから、おすすめのお宅、そうでないお宅について解説します。


家庭用蓄電システムとは

家庭用蓄電池システムは、電力を必要に応じて「貯めて」「使える」蓄電池の特性を生かし、暮らしに使う電力をより便利に、安心して使用できるシステムです。再生可能エネルギー電力の活用との相性がよい蓄電システムは世界の目指すカーボンニュートラル実現の手段として国内外の多くのメーカーから様々な機種がラインナップされ、注目を集めています。

家庭用蓄電池システムの役割

家庭用蓄電池システムを導入することで、ご家庭で使う電力を好きなタイミングで手元に貯め、必要に応じて貯めた電力を使用することができるようになります。例えば、オール電化住宅であれば、夜間の安い電力を充電し、日中に使用することで電力使用量を抑えることができます。また太陽光発電システムと組み合わせれば、生み出した電力を貯め、夜間や悪天候時に使用することで、CO2を発生しない無料の電力を最大限使用することも可能です。また、手元に貯めた電力があることは、停電時など、もしもの時も安心です。

家庭用蓄電池システムの仕組み

平常時

家庭用蓄電池システムは、平時は家庭内の全ての部屋、設備に電力供給が可能となるよう接続されます。予め設定された内容に基づき、電力を「貯める」、「使う」を蓄電池システムが判断し自動で制御されます。オール電化住宅向けの「経済モード」といった設定があらかじめ準備されているものが多く、製品によっては、AI機能によって、電力消費の癖を学習し、家庭の使い方に最適化する仕組みを備えているものもあります。

停電時

もしもの停電時であっても貯めた電力を使用することができます。どの部屋、設備に供給するかをあらかじめ選択しておき、有限な電力を無駄に消費しない「特定負荷型」や、全ての設備に電力を供給する「全負荷型」、また、停電時でも太陽光発電システムからの充電機能が最大限活用できる「ハイブリッド型」など、機能によって様々な機種がラインナップされています。

当社では、上記の機能を持つ大手メーカー製のほか、停電時の機能を特定のコンセントのみに限定し、日常づかいに特化することで低価格を実現した自社製品をラインナップしています。

家庭用蓄電池システムのメリット・デメリット

メリット・もしものときの安心感

家庭用蓄電システムの一番のメリットは、手元に電力がある安心感です。私たちの暮らしは照明や空調、通信はもちろん、調理や給湯、トイレの利用まで、日常的に電力の恩恵を受けています。もしもの時でも生活に必須の電力が手元にあることは大きな安心に繋がります。

メリット・太陽光発電と組み合わせてクリーンエネルギーを最大限生かす暮らしを実現

次に、太陽光発電システムと組み合わせることで、CO2を発生しないクリーンな電力を最大限利用できることです。屋根の上で発電したクリーンな電力を余すことなく使用することで、電力を購入しないことによる経済性はもちろん、環境に負荷を減らした暮らしを実現できます。(通常の系統連系型蓄電池では購入電力は0にはなりません。)

デメリット・設置条件と設置できる場所の制限

家庭用蓄電池システムは、リチウムイオン電池を内蔵しています。体積あたりの重量が重くなる電池のため、100kgを超える重量となります。設置場所はこの荷重に耐えること、かつ周りに可燃物を近づけないなど、設置場所の条件があるため、お宅によっては意匠的に気になるといったことになる可能性があります。

デメリット ・費用が高価であること

家庭用蓄電池システムは安いもので80万円から高額なものは300万円を超えるほど、高額になります。初期費用がかかるため、単純に節約できる電気代で見た場合太陽光発電システムを導入しているお宅でも投資回収は10年から15年程度が見込まれます。そのため、自治体による設置補助制度などが多くの自治体で準備されており、活用することで満足のいく費用対効果が得られる可能性があります。

令和3年度の家庭用蓄電池システムの自治体補助金情報はこちらから

環境省「DER実証事業」参加で家庭用蓄電池システム設置補助金最大66.4万円

家庭用蓄電池システム導入がおすすめのお宅

太陽光発電システムが導入済みで10年経過、売電が多いお宅

固定価格買取制度を活用して太陽光発電システムを導入したお宅では、余剰電力の買い取りが10年間、約束されていますが、期限を迎えたのちはそれまでの買取価格から大幅に安い価格となってしまいます。

10年経過した太陽光発電システムの活用については「10年後もお得に太陽光を売電するには?よくある疑問と対策を解説」もご参照下さい。

10年が経過した電力は10円/kWh程度の買い取りになること、購入電力は30円/kWh程度であることから、余った電力は売ってしまうより、高い価値で使用できる蓄電池は大きメリットが期待できます。また、もしもの停電時にでも、太陽光発電システムの電力を充電できるので複数日にわたる長期の停電にも備えることで大きな安心を得られます。

オール電化契約で、日中の電力使用も多いお宅

オール電化契約の最大のメリットは、深夜の安い電力を活用することで暮らしに使うエネルギー費用を抑えることができる点です。その分日中に使用する電力は高価になりますが家庭用蓄電池システムを導入することで日中の電力購入を抑え、メリットをさらに高めることが可能です。日中使用する電力を夜間貯めておくことで、日中に発生する電力需要を賄うことができます。

オール電化契約だけどペットを飼っていて日中の空調が必須、ご自宅で仕事をされているなど、日中の電力が多いお宅ではその効果はより大きくなります。もちろん、もしもの時は蓄電された電力を使用できますので安心です。

家庭用蓄電池システム導入が現時点でおすすめでないお宅

太陽光発電システムが導入済みで、売電が少ない

太陽光発電システムが設置されていても、売電が少ない場合、家庭用蓄電池システムを導入しても十分な充放電ができず、宝の持ち腐れとなってしまいます。日中の電力使用量の見直しを行ったり、10年間で30%以上も性能向上し、安価にもなっている最新の太陽光発電システムへの機器更新を合わせて行うことで、充電に十分な発電電力を確保することで、家庭用蓄電池システムの導入に適した環境にすることが可能です。

オール電化でない、かつ集合住宅(マンション、アパート)

オール電化でない場合、使用量に応じた電力単価で電力を購入する「従量電灯契約」となっているパターンがほとんどです。どのタイミングで電力を買っても金額が変わらない契約ですので家庭用蓄電池システムを導入しても金銭的なメリットは見出せません。また、設置スペースが必要となるため、マンション、アパートなどでは場所の制約が厳しくなります。もし停電時の電力確保が目的であれば、蓄電池よりポータブル発電機が適切かもしれません。

家庭用蓄電池システムの選び方

家庭用蓄電池システムはその容量や機能によって様々な組み合わせの製品があります。
容量については、今お使いの電気の量や太陽光発電システムの売電量などから、最適な容量を求めることができます。また、機能については停電時にどのような暮らしを求める
のかによって、接続方式や供給方法を選択する必要があります。

お住まいにとって、どのような蓄電池が必要なのかイメージしていただける冊子「なるほど!かんたん蓄電池えらびかたガイド」を発行しています。下記バナーからPDF版をダウンロードいただけます。