太陽熱給湯システム

業務用太陽熱給湯システム

太陽の熱を吸収し、その熱を利用してお湯を作り出すのが太陽熱給湯システムです。
太陽熱を吸収する「集熱部」と熱をお湯に変換する「蓄熱槽」で構成され、効率よく太陽熱をお湯を沸かす熱に変換します。石油価格の高騰、地球環境保護が叫ばれる今、化石燃料を使用しない=CO2が発生しない、太陽熱給湯システムは経済的で環境にもやさしい、優れたシステムとして脚光を浴びています。


太陽エネルギーの有効利用 太陽熱エネルギー利用 事業運営に必要なエネルギーの「熱」を太陽か供給します。

太陽エネルギーを熱エネルギーに変換し有効利用するのが太陽熱利用設備(ソーラーシステム)です。エネルギーの変換効率は約35%、熱エネルギーを大量利用する建物に適しています。当社システムは低温熱利用(40度から80度程度)に特化することでコストダウンも実現しています。

例えば、デイ・サービス、老人介護施設等のなどのお風呂を利用する設備では、循環回路への補給水の余熱や、直接シャワー、お湯張りに使うことで給湯設備の負荷を抑えることが可能です。大きな浴槽を持つ学生寮やゴルフのクラブハウスのお湯張り用途でも活躍します。また、食品加工工場や飲食店では洗浄、清掃用の温水を余熱利用、理美容院ではコンパクトなシステムで洗髪用途にと、様々な場面で使用される「お湯」をクリーンな太陽エネルギーで作り出すことが可能です。

右図は1日に4tのお湯を使う設備での給湯利用シュミレーションです。設備の屋根上に約80㎡のスペースがあれば、これだけのエネルギーの削減につながります。環境ISO、エコアクション等の企業環境目標にも大きな効果が期待できます。

設計、施工には専門的な知識、技術が不可欠です。現在のお湯の使用状況などを丁寧にヒアリングした上で、もっとも効果的な導入方法をご提案致します。


業務用太陽熱給湯システムのしくみ 業務用太陽光発電に使用される機器について

太陽集熱器

太陽集熱器は、縦2m,横1mのちょうど畳の大きさのパネルになります。屋根上に設置され、太陽エネルギーを集めます。太陽から直接のエネルギーを取得する必要があるため、30度程度(温水)から60度程度(冬季暖房)の傾斜をつけて設置されることがほとんどです。エネルギーの変換効率は中を通る熱媒の温度によっても変わりますが、35%から45%程度になります。内部には太陽エネルギーを効率よく熱に変換する特殊な表面処理を施した金属板が銅パイプと接続されており、パネルを屋外に放置した場合、集熱器内部の温度は数十秒で150度程度まで上昇します。太陽エネルギーの偉大さがよくわかります。 当社製品では、横からの日射(東、西)に対して集熱効果を高めるためのエンボス加工ガラスと、超音波によるアルミと銅の連続接合技術を用いて、国内有数の集熱性能を確保しています。荷重は課題を含め1平方メートルあたり約25kg程度です。[製造国:日本]

太陽蓄熱槽

太陽蓄熱槽は、太陽集熱器を循環し熱を回収する熱媒を循環させ、集めた熱を貯湯槽に渡す機能を持っています。蓄熱部と循環ポンプ及び制御基板から構成され、貯湯槽内部の温度と太陽集熱機内部の温度差によってポンプを稼働し、熱を集めます。必要な熱媒量、アウトプット温度によって20Lから500Lまで様々な容量の製品がラインナップされています。[製造国:日本]

補助熱源

補助熱源は、既存の熱源、もしくは100%負荷を賄うことができる熱源を選定します。太陽熱利用給湯システムはその性質上、悪天候が続いた場合安定して温水を供給できない場合がります。バックアップとしての熱源は、不足した熱を補う機能が求められます。

貯湯槽

貯湯槽は、蓄熱槽から供給された熱をお湯として貯めておく機能を持ちます。水を使うことがほとんどですが、暖房利用の場合は不凍液など、最近ではより蓄熱量を増やすための蓄熱剤などを充填することもあります。貯湯槽は厳重に保温され、無駄な放熱を防ぎます。

接続イメージ


ご提案からアフターサービスまで「一貫した」サービス提供

  • STEP 1

    お問い合わせ


    まずは、設置を検討している施設のご住所情報をお手元に、ご連絡ください。

  • STEP 2

    一次ご提案


    いただいた情報を元に、どの程度の太陽集熱器が敷設できるか、どの程度の熱エネルギーを集めることができるかをシミュレーションした結果をご提出します。(1週間から十日程度)その際に、具体的な熱の使用方法や量、頻度などについてヒアリングを致します。設置についての補助金など、公的支援についてもご案内いたします。

  • STEP 3

    二次ご提案


    ヒアリングに基づき、ニーズに合った設計を行い、ご提案致します。具体的なシミュレーション結果をあわせてご説明しますので、設備管理者や、設備設計会社を含めた、関係者全体での協議が行えるご提案となります。(2週間程度)

  • STEP 4

    導入の決定


    様々な角度かrご検討いただき、導入のご決定をいただきます。補助金などによっては先に申請が必要なものもありますので契約前に必要な業務はご支援いたします。

  • STEP 5

    発注、施工


    製品の納期はご発注後1ヶ月から2ヶ月程度です。施工は専門の訓練を得た、ソーラーシステム施工士の有資格者が実施しますのでご安心ください。

  • STEP 6

    竣工検査、引き渡し


    工事後1週間程度の試運転期間を経て、社内検査員資格所有者による竣工検査を実施します。検査合格後引き渡し、取扱説明を行います。

  • STEP 7

    定期訪問、定期点検


    季節による熱利用の変動などを考慮し、1年目から定期点検を実施ます。(有償)保証期間内であれば発生した問題点は無償で改修致します。