導入事例

【飯山精器株式会社 本社工場 様】は自己投資モデル太陽光発電導入で災害対策・CO2削減に取り組む

■導入年月/2021年1月  ■導入場所/長野県中野市

 



飯山精器株式会社様は1944年の創業以来、産業機械、生産設備に欠かせない油圧バルブ部品、流体機器部品の切削加工などの事業を展開されています。近年では、長い間積み上げてきた生産ノウハウをIoTシステム化しパッケージ提供するなど時代の変化をいち早く掴み、次世代に向けた活動にも積極的に取り組まれています。今回は、代表取締役社長の寺坂唯史様にお話をお伺いしました。


導入目的

2019年秋の台風19号は、本社所在地の中野市や多くの取引先がある長野市など広い地域に大きな被害をもたらしました。幸い、当社は高台にあり被害を免れましたが、年々増加する自然災害に対して備えることの重要性を強く感じました。そこで、事業継続に必要な設備であり、またこの異常気象の根本的な対策となるCO2排出削減につながる取り組みとして太陽光発電システムの導入が必要と判断し自己投資型で設置しました。

サンジュニアを選んだ理由

もともと個人的なユーザーでもあり、設置後のサポートまでもきちんと行える会社だという認識がありました。また、当初は「PPAでの導入」と「設備投資での導入」の両方を検討していましたが、どちらの提案もできる会社であったこと、国の補助金申請においてサポート体制が優れており必要書類の準備もほとんどお願いできたことも大きなポイントです。

設置システム概要

  • 太陽光発電設備
    工場屋根
  • 太陽光発電設備
    99kW(330W×300枚)
  • 発電出力(パワーコンディショナ)
    70kW(10kWPCS×7台)
  • 太陽光発電面積
    約519㎡
  • 管理設備
    発電量遠隔監視システム
  • 方位(真南を0度として)
    5度
  • 傾斜
    4度・ー2度

導入してみて

計測システムを導入しましたが、これに天気予報情報などを付加した集計システムを独自に作成し、日々モニタリングを行っています。今のところ、シミュレーション以上の効果があり、稼働以来100,427kWhの発電、43t-CO2/kWhのCO2排出量削減ができています。

今後の展望

太陽光発電システムの導入で社員の電力消費に対する意識の変化を感じています。当社では長野県SDGs推進登録制度に参加し、エネルギーのみならずさまざまな面から地域社会に貢献できる企業を目指して取り組んでいきたいと思っています。