信濃化学工業株式会社は、70年以上にわたりプラスチック製品の製造と販売を手掛けられており、プラスチック製食器は、病院や学校給食などで広く利用されています。こだわりのデザインに加えて、電子レンジ対応の製品や、加熱時に表面が熱くなりにくいタイプ、さらに汚れや変色に強いアイテムも取り揃えられており、機能性と耐久性に優れた多様な製品が豊富に取り揃えられています。
現在では、工業部品の提供に加え、森林保護のための害虫や獣害対策製品も展開されるなど、多岐にわたる分野で活躍されています。
また、直接販売に注力されており、営業スタッフ様が可能な限り訪問されることで、安心して購入していただける体制を大切にされています。
今回は、代表取締役社長の小野大輔様にお話を伺いました。

「安定した電力確保」と「環境に優しい製品製造」を追求【信濃化学工業株式会社様|プラスチック製品製造業|導入実績紹介】
信濃化学工業株式会社様
■事業内容/プラスチック製品製造業
■導入年月/2025年1月 ■導入場所/長野県長野市桐原1-2-12

導入目的

災害や停電が発生した際にも安定した電力供給を確保し、持続可能な事業運営を目指す中で、環境に配慮した製品への需要が高まっている状況を考慮し、太陽光発電システムの導入を決定しました。
さらに、自然エネルギーである太陽光を活用して発電された電気を使用することで、二酸化炭素の排出量を削減でき、地球環境の保護に貢献できる点も魅力に感じました。
サンジュニアを選んだ理由

須坂市動物園様のカピバラ温泉のお湯を沸かす機械を提供されている印象やCMを見たことがあったことから、太陽エネルギー機器を取り扱う業者といえば、須坂市のサンジュニアさんという印象が以前よりありました。長年の実績から安心してお願いすることができました。
設置システム概要
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パネル設置箇所屋根上
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発電出力(モジュール)107.640kW
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発電出力(パワーコンディショナ)104.95㎾
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設置面積約487㎡
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管理設備発電監視システム
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方位(真南を0度として)90度
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傾斜2度
想定発電量・CO2排出削減量
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想定発電量(初年度)約116,400kWh (⼀般家庭が年間に使⽤する電⼒約29軒分)
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想定CO2排出削減量(初年度)約57t-CO2/年 (杉の⽊換算約6,500本)
導入してみて
今回、太陽光発電システムと併せて、20kWhの蓄電池システムを導入しました。停電の際にも自家発電した電気を使用できるようになり、非常に心強い備えができました。また、環境負荷をより抑えた製品の製造を実現させるとともに、従業員の環境意識を高める大きなきっかけともなりました。
当社はエコアクション21の登録事業者として、毎年環境経営レポートを策定・公表しています。今回の取り組みをきっかけに、今後も環境への積極的な活動をさらに広く伝えていきたいという気持ちを新たにしました。
さらに、導入初年度の3月以降、発電量は8,000kWhを超え、期待を上回る電気代削減効果となりました。毎月約14万円の電気代を節約できており、特に夏や冬の空調管理においても大きなコスト削減につながっています。
今後の展望
製造工程において不良品の発生数を減らし、生産効率の向上を目指すとともに、推進している環境活動の成果や貢献度をより効果的に周知していく方法を模索していきたいと考えています。
当社担当より

この度は太陽光発電システムと蓄電池システムをご導入いただき、誠にありがとうございました。
環境に優しい製品製造や停電対策、電気代の削減において、今後長くお役立ていただけることを願っております。
今後もしっかりと点検などを実施してまいりますので、末永くお付き合いいただけますようお願い申し上げます。
担当 倉林