導入事例

行政機関と民間企業の連携で太陽光発電システム導入が実現【一般財団法人 塩尻市振興公社様|公的サービス業|導入実績紹介】

 

■建物名/塩尻インキュベーションプラザ様

■導入年月/2025年3月  ■導入場所/長野県塩尻市大門八番町1-2


 一般財団法人 塩尻市振興公社様は、塩尻市の発展と市民生活向上を目的に設立され「まちづくり」「DX推進」「工業振興」の3つの分野に注力されています。

 

【まちづくり】

ショッピングセンター「ウイングロード」の管理運営と空き家の活用施策を通じて、地域の魅力を高め、住民の方や観光にお越しのお客様に対して新たな価値を提供されています。この取り組みは、地域経済の活性化だけでなく、塩尻市への移住促進にも寄与し、人口増加にもつながっています。

 

【DX推進】
「働きたい人すべてに働く機会を提供する」という理念のもと、個々のニーズに合わせた働き方を提案する「KADO」を運営されています。また、AIを活用したオンデマンドバス「のるーと塩尻」の運行や自動運転技術の実証実験など、多岐にわたる活動を展開されています。さらに、デジタル関連企業のサテライトオフィスを誘致する「core塩尻」では、新しい雇用の創出や人材育成にも力を入れられています。

 

【工業振興】

ICT関連分野での新規事業や創業のサポートを行う「塩尻インキュベーションプラザ」の運営と、製造事業者向けのデジタル技術導入の支援を含む「ものづくり支援事業」を行っておられます。

 

 今回は、地域振興事業部の服部あき様と企業支援コーディネーターの堀内靖男様にお話を伺いました。

導入経緯

 塩尻インキュベーションプラザの入居者であり、パソコンの開発から製造、製品本体に至るまで多方面で環境負荷低減に取り組むエプソンダイレクト株式会社様と、塩尻インキュベーションプラザの所有者であり、2023年11月に「塩尻市ゼロカーボンシティ宣言」を表明している塩尻市様との方向性が一致し、塩尻市様の所有する施設への太陽光発電設備の官民連携導入の実現に向けた検討がなされました。
 こうした背景の中、一般財団法人 塩尻市振興公社は、エプソンダイレクト株式会社様と塩尻市様の費用負担により「塩尻インキュベーションプラザ」に太陽光発電システムを導入することを決めました。

サンジュニアを選んだ理由

 サンジュニアさんは長野県内での豊富な施工実績があり、その技術力についても信頼に足るものであるため、導入後のメンテナンスまで安心してお任せできると感じました。
 担当の渡辺さんは対応がとても素早く、相談内容に対して細やかなアドバイスを丁寧に教えてくださる方でした。
 また、サンジュニアさんが提供している遠隔監視サービスは、いつでも発電状況を確認できるため、設備を利用する立場として非常に安心感があります。
 こうした点から、一般財団法人 塩尻市振興公社はサンジュニアさんを選定しました。

設置システム概要

  • パネル設置箇所
    屋根上
  • 発電出力(モジュール)
    24.57kW
  • 発電出力(パワーコンディショナ)
    20.00㎾
  • 設置面積
    約111㎡
  • 管理設備
    発電監視システム
  • 方位(真南を0度として)
    15度
  • 傾斜
    4度

想定発電量・CO2排出削減量

  • 想定発電量(初年度)
    約30,000kWh(⼀般家庭が年間に使⽤する電⼒約8軒分)
  • 想定CO2排出削減量(初年度)
    約15t-CO2/年 (杉の⽊換算約1,700本)

導入してみて

 一般財団法人 塩尻市振興公社としては、発電過程でCO₂を排出しないクリーンな電力を利用できることにより、地球温暖化の防止に寄与していることを実感しています。さらに、行政機関と民間企業が連携して太陽光発電システムを導入する例はまだ少ない中、本取り組みは良いPRの機会になると考えています。
 また、エプソンダイレクト株式会社様により3階に発電量が表示されるモニタが設置されました。来客されたお客様や従業員の方々にも、この取り組みを積極的に広めていきたいです。

当社担当より

 この度は太陽光発電システムを導入いただき、誠にありがとうございました。
 「一般財団法人 塩尻市振興公社様」「エプソンダイレクト株式会社様」「塩尻市様」の官民3者が連携をして太陽光発電システムを導入されるという、非常に珍しいケースに携われたことを大変光栄に感じております。
 今後も引き続き万全のサポートをさせていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

松本営業所 渡辺