太陽エネルギーお役立ちコラム
最大90%カット!凍結防止ヒーターの電気代を下げる「3つの節約術」(第2話)

前回の記事では、凍結防止ヒーターの仕組みと、電気代の実態について解説しました。
本記事(第2話)では、電気代を最大90%以上カットできる最新の節電器や、効率的な断熱対策、さらには火災リスクを避けるための正しい知識を分かりやすく解説します。
【節約術1】最新の節電器を導入して消費電力を最大90%以上カット
電気代を劇的に減らす最も有効な手段は、コンセントに差し込むだけで使える「節電器」の導入です。特別な工事なしで消費電力を最大90%以上カットでき、凍結防止の安全性を保ったまま家計の負担を大幅に軽減できます。一度の設置で毎年効果が続くため、非常に費用対効果の高い対策です。
節電器とは?コンセントに差すだけの簡単対策
凍結防止ヒーターの電気代削減に大きな効果を発揮する「節電器」とは一体どのようなものなのでしょうか。その最大の特長は、凍結防止ヒーターに内蔵されているサーモスタットより高性能で本当に水道管が凍結の危険がある温度まで下がった時にのみヒーターに通電させるため、必要最小限の稼働で済み、結果として大幅な節電につながるのです。設置も非常に簡単で、屋外コンセントと凍結防止ヒーターのプラグの間に差し込むだけ。専門的な知識や工具は一切不要で、誰でも手軽に導入できるのが大きなメリットです。
おすすめの節電器と導入メリット
凍結防止ヒーターの電気代を抑えるための節電器には、いくつかの種類がありますが、導入によって得られるメリットは共通して非常に大きいと言えます。主なメリットとしては、「大幅な電気代の削減」が挙げられます。従来のヒーターが持つ無駄な通電を徹底的に排除することで、家計への負担を大きく軽減できます。
次に、「既存のヒーターをそのまま使える手軽さ」も重要なポイントです。現在お使いの凍結防止ヒーターを買い替える必要がなく、節電器をコンセントに差し込むだけで設置が完了します。これにより、導入コストも抑えられ、すぐに節電効果を実感できるでしょう。また、「一度設置すれば翌年以降も効果が持続する経済性」も魅力の一つです。毎年冬が来るたびに節電効果が期待できるため、長期的に見ても非常にコストパフォーマンスが高い対策と言えます。さらに、「凍結防止という本来の目的は確実に達成できる安心感」も忘れてはなりません。必要な時だけしっかりと配管を温めてくれるため、凍結トラブルの心配をせずに冬を過ごせます。
節電サーモ
具体的な節電器の製品例としてご紹介したいのが、「節電サーモ」です。
こちらの製品は、凍結防止ヒーターの節電対策として特に注目されています。
「節電サーモ」は、独自の技術によって、驚異的な節電率を実現している点が大きな特徴です。凍結防止ヒーターの動作制御を0℃付近で緻密に行うことで約90%の節電に成功しました。本当に凍結の危険がある時だけヒーターに通電させ、無駄な電力消費を徹底的に抑えます。本体は完全防水設計になっており、屋外での使用も安心。水や泥に強く、一年中コンセントに接続したままで問題ありません。
節電サーモは、特に外気温が比較的高い10月、11月や、春先の3月から5月にかけて高い節電効果を発揮します。これらの時期は、夜間や早朝に一時的に冷え込むことはあっても、日中は気温が上昇することが多いため、従来のヒーターでは無駄な通電が発生しがちです。しかし、節電サーモを導入することで、シーズンを通して大きなコスト削減につながる効果が期待できるでしょう。
節電器でどれくらい安くなる?費用対効果シミュレーション
節電器の導入が、実際にどのくらいの電気代削減につながるのか、第1話の電気代シミュレーションを基に具体的に考えてみましょう。
- ヒーターの長さ:5m
- 1mあたりの消費電力:16W
- 合計消費電力:16W × 5m = 80W
- 1日の想定稼働時間:12時間(寒冷地で夜間から朝にかけて)
- 電気料金単価:31円/kWh
この条件で1シーズン(約180日間)使用した場合、節電器なしでの電気代は、80W ÷ 1000 × 12時間/日 × 180日 × 31円/kWh(電気料金単価)= 約5,356円となります。
ここに、節電器を導入して節電率が90%になったとすると、電気代は、5,356円 × 10% = 約535円まで削減できる計算になります。その差額、約4,821円が年間の節約額となるわけです。
節電器の本体価格は製品によって異なりますが、例えば1万円前後の製品であれば、上記のシミュレーション例では2シーズンから3シーズンで本体価格を回収できることになります。
このように、節電器は初期投資こそ必要ですが、その後のランニングコストと削減効果を考えると、非常に費用対効果の高い投資と言えるでしょう。この具体的な数値は、無駄なコストを抑えたいと考えるあなたにとって、導入を決断する大きな後押しになるはずです。
もし、ご自宅に凍結防止ヒーターが複数ある場合や、もっと長時間稼働している場合は、この節約額はさらに大きくなるでしょう。
【節約術2】ヒーター本体の性能を見直して無駄な稼働を防ぐ
節電器の導入と併せて、現在お使いのヒーター自体の種類や寿命(約10年)を確認することも重要です。古いモデルは効率が悪く電気代を押し上げる原因になるため、最新の「自己温度制御型」への交換が推奨されます。ヒーターの性能を見直すことは、長期的な節約と火災などのリスク回避に直結します。
ヒーターの種類と特徴を知ろう
凍結防止ヒーターには、大きく分けて「自己温度制御型」と「サーモスタット型(ニクロム線ヒーター)」の2つのタイプがあります。それぞれの仕組みを理解することで、ご自宅の環境にどちらのタイプが適しているのか、あるいは交換が必要なのかを判断する材料になります。各タイプの特徴を比較しながら、より効率的な凍結対策を考えていきましょう。
自己温度制御型ヒーター:効率的な運用が可能
自己温度制御型ヒーターは、その名の通りヒーター自体が周囲の温度を感知し、効率的に発熱量を調整する優れた特性を持っています。このタイプのヒーターは、配管の温度が低い部分だけを重点的に温め、すでに温まっている部分や気温が高い部分では発熱を抑える仕組みです。そのため、配管全体で無駄な電力消費を抑えながら、凍結を防ぐことができます。
従来のヒーターと比較して初期費用はやや高くなる傾向がありますが、ランニングコストを長期的に見ると、電気代を大幅に削減できるため、結果的には経済的であると言えるでしょう。設置場所の温度ムラが大きい場合や、より細やかな温度管理を求める場合に特に効果を発揮します。
サーモスタット型ヒーター:旧式は電気代が高い?
サーモスタット型ヒーター、あるいはニクロム線ヒーターと呼ばれる従来型のタイプは、一本のヒーター全体に電流を流し、内蔵されたサーモスタットが設定温度を下回るとON、上回るとOFFになるシンプルな仕組みです。このタイプの特徴は、配管のどの部分も均一に温めるため、配管の一部だけが冷えている場合でもヒーター全体が通電してしまいます。
例えば、日当たりの良い部分と日陰になる部分が混在する配管に設置した場合、日当たりの良い部分が十分に温まっていても、日陰の部分が冷えていると全体がONになり続けるため、無駄な電力消費が発生しやすくなります。構造がシンプルな分、製品価格は比較的安価ですが、近年の電気代高騰を考慮すると、旧式のサーモスタット型ヒーターを使い続けることは、家計に大きな負担となる可能性があります。
凍結防止ヒーターの寿命は約10年!交換も視野に
凍結防止ヒーターは、水道管や給湯器を守る重要な設備ですが、永久に使えるものではありません。一般的に、その寿命は約10年と言われています。長年使用しているヒーターは、見た目には問題がなさそうでも、内部の電熱線やセンサー、被覆材などが経年劣化している可能性があります。
劣化したヒーターは、本来の性能を発揮できなくなり、凍結防止効果が低下するだけでなく、断線やショート、さらには火災の原因となるリスクもはらんでいます。特に10年以上前の旧式サーモスタット型ヒーターをお使いの場合は、最新の自己温度制御型ヒーターへの交換を強くおすすめします。新しいヒーターに交換することで、安全性の大幅な向上はもちろんのこと、効率的な発熱により電気代の削減も期待できます。ご自宅のヒーターがいつ設置されたものか、一度確認してみてはいかがでしょうか。
【節約術3】ヒーターに頼りすぎない!断熱対策で効果を最大化
ヒーターの稼働時間を短縮するには、配管に保温材や断熱テープを巻いて熱を逃がさない工夫が欠かせません。風が当たる場所への防風対策や、長期不在時の「水抜き」を徹底することで、ヒーターだけに頼らない効率的な防寒が可能です。根本的な断熱力を高めることが、電気代を最小限に抑えるための基盤となります。

保温材・断熱テープで配管を覆う
最も基本的で、かつ効果の高い断熱対策の一つが、配管に保温材や断熱テープを巻き付ける方法です。ホームセンターなどで手軽に購入できる保温チューブやシート、断熱テープを使い、凍結防止ヒーターを巻いた上からさらに覆うことで、配管を二重に保護します。この対策は、ヒーターが発する熱が外部に逃げるのを防ぎ、効率的に配管の温度を維持するために非常に有効です。
具体的には、保温材で覆うことで、ヒーターのON/OFFの頻度が減り、通電時間も短縮されます。これにより、ヒーターの電気代を直接的に節約することにつながります。特に、風が当たりやすい屋外の配管や、日当たりの悪い北側に位置する配管などは、外気温の影響を強く受けるため、重点的に保温材を施工することをおすすめします。簡単な作業で大きな節電効果が期待できるため、ぜひお試しいただきたい対策です。
給湯器の設置場所を防風・防寒する
給湯器本体やその周辺の配管は、外部環境の影響を受けやすい場所です。特に、風が吹きさらしになる場所に設置されている給湯器は、「風速冷却」という現象によって、実際の気温以上に冷え込みやすくなります。風速冷却とは、風が当たることで配管表面の熱が奪われ、より早く温度が低下する現象のことです。
この風速冷却を防ぐためには、給湯器の設置場所に防風・防寒対策を施すことが有効です。市販されている給湯器カバーを設置したり、簡単な囲いや防風板を設けるだけでも、冷たい風が直接当たるのを防ぎ、凍結リスクを大幅に軽減できます。これにより、給湯器に内蔵されている凍結防止ヒーターや、別途設置している外部配管のヒーターの稼働率を下げることができ、結果として電気代の節約につながります。大掛かりな工事は不要で、比較的少ない費用と労力で実践できる効果的な対策といえるでしょう。
長期不在時は「水抜き」が最も確実な節約術
数日間家を空ける旅行や帰省の際には、凍結防止ヒーターの電気代を気にすることなく、最も確実な凍結防止策として「水抜き」を行うことを強くおすすめします。配管内に水が残っていなければ、そもそも凍結する心配がないため、電気代は一切かかりません。
水抜きの基本的な手順は、まず家全体の給水元栓を閉め、次に家の中にある全ての蛇口や給湯器の水抜き栓を開けて、配管内の水を完全に排出するというものです。特に給湯器については、取扱説明書に詳しい水抜き方法が記載されていますので、必ず確認し、正しい手順で行うことが重要です。ただし、この水抜き作業は手間がかかるため、日常的に行うのは現実的ではありません。あくまで、長期で家を空ける際の「究極の凍結防止策」として活用し、普段はご紹介した他の節電対策と凍結防止ヒーターを組み合わせて運用することをおすすめします。
やってはいけない!凍結防止ヒーターのNGな使い方
節約のつもりで行った「コンセント抜き」や「ヒーターの重ね巻き」は、配管の破裂や火災を招く非常に危険な行為です。数百円の節電のために数万円の修理費用がかかっては本末転倒なため、正しい使用法を守らなければなりません。安全と節約を両立させるために、絶対に避けるべきNG例を確認しておきましょう。
節約のためのコンセント抜きは凍結リスク大
電気代を節約したい気持ちはよくわかりますが、日中や比較的暖かい日に凍結防止ヒーターのコンセントを抜くことは、非常に危険な行為です。凍結防止ヒーターは、いつ急な冷え込みが訪れるか予測できない冬の気候に対応するために、常に通電させておくことに意味があります。
例えば、朝は暖かくても、日中に急激に気温が下がり、夜間には氷点下になることも珍しくありません。コンセントを抜いている間にこうした状況に遭遇すると、配管が凍結してしまう可能性が非常に高まります。数円から数十円の電気代を節約した結果、凍結による配管破裂などで数万円から数十万円もの修理費用がかかる事態につながっては本末転倒です。安心を確保するためにも、凍結防止ヒーターは冬の間、常に通電させておくようにしましょう。
自己判断でのヒーターの重ね巻きは火災の危険も
凍結防止ヒーターを自分で設置したり、より暖めようとして重ね巻きにしたりすることは、大変危険ですので避けてください。特に、自己温度制御型ではないニクロム線ヒーターの場合、ヒーターを重ねて巻くとその部分に熱が集中し、異常な高温になってしまいます。
これにより、ヒーターの被覆が溶けてショートしたり、最悪の場合、火災につながる可能性さえあります。凍結防止ヒーターは、メーカーの取扱説明書に記載された正しい方法で設置することが最も重要です。安易な自己判断が重大な事故を引き起こすリスクがあることを認識し、もし設置方法に不安がある場合は、専門業者に相談するようにしましょう。
「どの対策が最適?」迷ったら専門業者に相談しよう
住宅の構造や地域の気候によって最適な対策は異なるため、迷った場合はプロの診断を受けるのが近道です。専門業者なら正確な見積もりや確実な施工が可能で、結果として無駄な出費や将来のトラブルを防ぐことができます。まずは無料見積もりなどを活用し、信頼できるパートナーを見つけることから始めましょう。
プロに相談するメリットと費用相場
水道設備業者や電気工事業者に相談するメリットは多岐にわたります。まず、ご自宅ごとの配管の長さ、日当たり、風当たりといった具体的な状況を正確に診断し、最適な凍結防止ヒーターの種類や長さ、さらに節電器の選定まで、プロの知見に基づいた的確なアドバイスを受けられます。ご自身で計算する手間を省き、誤った選択による無駄な投資を防ぐことができますね。
また、ヒーターの設置作業も安全かつ確実に行ってくれます。特に屋外での電気工事を伴う場合や、複雑な配管経路の場合は、専門知識と技術を持ったプロに依頼することで、漏電などのトラブルを未然に防ぎ、安心して冬を越すことができます。多くの業者では「見積もり無料」で対応している場合が多いので、まずは気軽に相談してみるのがおすすめです。具体的な設置工事費の目安としては、ヒーターの種類や設置場所、配管の長さによって数万円から十数万円程度が一般的ですが、まずは複数社から見積もりを取って比較検討することをおすすめします。
信頼できる業者選びのポイント
安心して凍結防止対策を任せられる専門業者を見つけるためには、いくつかのポイントがあります。まず、最も重要なのは、その業者が「水道局指定工事店」であるか、あるいは「電気工事士の資格」を持つスタッフが在籍しているかを確認することです。これにより、法令に基づいた適切な工事を行ってくれるかどうかの信頼性を判断できます。
次に、複数社から相見積もりを取ることは、料金の妥当性だけでなく、各社の提案内容や対応の質を比較検討するために非常に有効です。見積もり書の内容を細部まで確認し、疑問点があれば納得がいくまで質問しましょう。また、インターネットでその業者の「施工事例」や「口コミ、評判」を調べてみるのも良い方法です。実際にサービスを利用した人の声は、業者選びの貴重な情報源となります。
最後に、万が一のトラブルに備えて、「保証内容」や「アフターフォローの体制」についても事前に確認しておくことが大切です。長期的な安心を得るためにも、施工後のサポートがしっかりしている業者を選ぶようにしてください。これらのポイントを押さえることで、ご家族が安心して冬を過ごせる、信頼できるパートナーを見つけられるでしょう。
まとめ 3つの節約術で賢く凍結防止ヒーターの電気代を節約しよう
冬の安心を守りつつ電気代を抑えるには、「節電器の活用」「ヒーター性能の確認」「断熱の徹底」という3つの節約術が不可欠です。これらを組み合わせることで、凍結の不安から解放され、家計に優しい快適な冬を過ごすことができます。この記事で得た知識を参考に、さっそく今日から効率的な凍結対策を始めましょう。
冬の安心と節約、プロと一緒に備えませんか?
ここまで凍結防止ヒーターの電気代を抑えるポイントをお伝えしてきましたが、「自分の家の配管にはどの対策が一番効くの?」「今のヒーターがいつのものか分からない」と不安に思われる方も多いはずです。
私たちは、これまで長年、地域の皆さまのお困りごとに携わってまいりました。地元密着だからこそわかる、この地域の寒さの特性に合わせた最適な対策をご提案いたします。
特に、自社開発の「節電サーモ」は、導入いただいた多くのお客様から「冬の電気代が驚くほど安くなった!」と喜びの声をいただいている自信作です。
「まずは見積もりだけ知りたい」「現在の設置状況を見てほしい」といったご相談も大歓迎です。無駄な出費を抑え、家族みんなが安心して過ごせる住まいづくりをお手伝いさせてください。
投稿者プロフィール
宮崎淳マーケティング部
太陽熱エネルギー関連商品や、弊社が取り扱う商品・サービスについて、皆さまの疑問や不安を解消できるよう、最新情報や現場で培ったノウハウをわかりやすく発信しています。
また、状況やお悩みに応じたご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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